家庭菜園で便利な肥料の効果や種類!適切な使い方を解説!

畑

家庭菜園シーズンが始まる春になると、園芸店やホームセンターなどでは、特設コーナーが新設され、たくさんの培養土や肥料を目にすると思います。

実際に、そのコーナーで何を用意すれば良いのか、何に適しているものか理解しにくいことが多いです。今回は、家庭菜園で役立つ知識して、肥料を中心にその種類・効果を中心にお伝えします。

家庭菜園でおさえておきたい肥料の効果や種類!

肥料は主に、有機質と無機質とに分けられます。それぞれの種類で効果が異なりますので、まずはこの2つを見比べてみましょう。

〇有機質肥料

原料が動植物のものであり、鶏糞などの家畜糞・骨粉・魚かすなどがあります。また、植物質では菜種油を搾った後の油粕や米ぬかなどがあります。

効果、特徴として、肥料効果が緩やかなため、即効性が必要な場合は向きません。アミノ酸が多く、収穫物の味わいに良い影響があるといわれています。

未発酵のものを使用すると、生育に悪影響があるほか悪臭がある場合もあるので、しっかりと発酵したものを購入しましょう。

〇無機質肥料

肥料成分を含む鉱石を加工し、石油などを原料に科学合成した肥料で、化学肥料とも呼ばれています。効果、特徴としては、肥料成分が高く、即効性があり、過剰施肥すると濃度障害を起こす場合もあります。

家庭菜園【肥料成分の分類】

肥料には重要な3要素があり「チッソ・リン酸・カリウム」の重量割合を表示しています。重量割合が記載され販売されていますので、ご参考ください。

チッソ成分(H):単肥としては尿素・硫安・油粕などがあります。

チッソは最も成長に影響を及ぼし、不足すると古い葉などが黄色く変色して生育が悪くなります。

リン酸成分(P):過リン酸石灰・骨粉・熔成リン肥などがあります。

リン酸は、花の色・実などに影響がるため、元肥として施肥することが多いです。不足すると葉につやがなくなり、黒や紫色に変色する場合もあります。

カリウム成分(K):塩化カリ・硫酸カリなどがあります。

根の発育を促し、抵抗性を高める効果があります。窒素肥料の代わりに、緑肥のクローバーを一緒に育てることもあります。不足すると、葉脈の緑が薄くなってきます。

以上の特定の成分だけを施す場合は単肥といい、3要素の2つ以上の成分が含むものを複合肥料と呼びます。3つを合わせたものは配合肥料と呼びます。

【その他の肥料】

化学反応を伴って製造された肥料のことを「化成肥料」と呼びます。緩効性肥料でおなじみのコーティングされた肥料は「被覆合成肥料」と呼びます。

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肥料の与え方の呼び名と詳細にいて

家庭菜園などの専門誌などに、どういった状況で肥料を与えるのか、タイミングの記載をしていますが、その呼び名がどう意味するか、施肥方法についても詳しくお伝えします。

〇元肥(もとごえ)

植物を植える時に施肥する肥料のことを元肥と呼びます。育てるものによって、効き目の早さの選択がありますので、間違わないようにしっかりとチェックする必要があります。

〇寒肥(かんごえ)

冬を乗り越えるために、積雪地域では雪が降る前にそうでない地域は12月~1月ごろに与える肥料のことです。庭木や果樹などで行うことが多くあります。

〇追肥(おいごえ 又は ついひ)

生長に合わせて、追加する肥料です。植物によって施肥してはいけない時期もありますので、必ず育て方をチェックしてください。

肥料過剰による障害について

肥料が必要だからといって、過剰にあげすぎると様々な障害もあり、特に毎年のように作物を育てている方には注意が必要です。どのようなことを注意すべきかをご説明します。

農家として企業を目指す場合は別ですが、ほとんどの初めての家庭菜園の場合は培養土を用いて作ると思います。そして、翌年からは必要肥料を足しながら育てると思います。そこが、ポイントです!!

実は、土の中には使い切っていない肥料が蓄積されていたり、足りないものと足りているものがアンバランスになっています。その状態で、化成肥料・、堆肥を沢山施肥してしまうと、土の中は肥料過剰になってしまいます。

土壌の中が肥料過剰になった状態で野菜を育てると、生育に障害が起きるだけでなく、病原菌の発生原因にもつながります。規模の大きな家庭菜園をされ、野菜の生育や実の形成に障害が出た場合は、土壌診断を行うことをおすすめします。

その土壌に何が足りないのかを的確に診断でき、土のコンディションを保つ目安となります。小規模の家庭菜園であれば、2年目の施肥の段階は少し控えめに与え、生育状況を見極めてから追肥する形をおすすめします。

必ず施肥前には、よく耕し、根や小石などを取り除きましょう。

家庭菜園中級者向けの野菜

家庭菜園で野菜を育て、収穫の喜びを感じている方にぜひチャレンジして頂きたいのは、流通量の少ない野菜です。

種から育てることになりますが、スーパーでは買えない野菜を育て、手土産などにおもしろい野菜を持っていくなど、楽しみ方が増えます。

〇ビーツ

ボルシチでおなじみのビーツですが、日本の日常生活にはなかなか登場しにくいです。栄養素が豊富なため、奇跡の野菜と呼ばれることもあります。発芽率も良く管理が楽で育てやすいです。

〇根パセリ

一見、イタリアンパセリと見間違える外見ですが、根がニンジン(色は白です)のようになります。パセリ系の好きな方はぜひ一度味わって頂きたいです。

〇コールラビ

ライムグリーンのちょっと大きな、カブのような姿の野菜です。どんな料理にも合わせやすく、サラダ・炒め物・漬物にまでレシピが豊富です。

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まとめ

  • 肥料の効果や種類を理解して、育ててみましょう。
  • 施肥のタイミングに注意しましょう。
  • 肥料の過剰投与に気を付けましょう。
  • 手作り野菜の楽しみを広げましょう。

もっと詳しく説明しますと、野菜などを育てる場合に肥料3要素以外にも、必須16要素もあります。今回ご紹介しなかったのには理由がります。

それは「家庭菜園を無理なく楽しんでほしい」からです。本業で、農家になる!!方であれば、もちろん深く理解する必要はありますが、家庭菜園でおいしく、楽しく収穫するには、「3要素」の理解が少しあると、とても充実した成果が出ると思います。

少し意識して、家庭菜園をお楽しみください。